痛風歴20年のぼくだから語れる痛風の前兆や発作を出にくくするための予防方法

  • 2022年4月17日
  • 2023年1月15日
  • 痛風
きんた
こんにちは、きんたです。

 

この記事にたどり着いたあなたは、多分ですが痛風の症状が出て発作に苦しんだ方なのでしょう。

痛風の発作は痛いですよね。ぼくも28歳の頃に初めて痛風の発作に襲われて、それから約10年間ほどはたびたび痛風の暴力的な発作に苦しんできました。

知れば知るほど怖い痛風(高尿酸血症とも言います)ですが、発作の前兆を知ることや予防方法を知ることで、あの恐ろしい激痛は回避することも可能です。

なんの魔法もトリックも使いません。ぼくが現在も行っている痛風の発作を回避できている方法をお伝えしたいと思います。
痛風歴20年ですが、この10年間ほどはまったく発作とは無縁です。お酒のみのぼくでも出来ている方法です。

お酒も飲みます。なんでも食べます。特に大きな食生活の制限もしていません。すぐに読める内容ですのでよかったら少しだけお付き合いくださいね。

 

この記事の内容
  • 発作の前兆と対処方法
  • 発作の予防
  • 痛風は関節炎ではない怖い病気

 痛風の前兆

痛風の発作はなんの前触れもなくいきなり来ることもありますし、発作が出る前になんらかの前兆が現れることもあります。

  1. 夜中に足の甲や踝、アキレス腱、親指の付け根あたりに突き刺すような痛みが出る。これはそれほど長時間ではなく短時間、それも一瞬の場合もあります。ですからこの初期症状に気づかない人も多いです。
    ぼくの友人や知人の痛風仲間もこの痛覚を感じている人はごく僅かです。
  2. 寝る前の寝具の中で、足の甲や踝、アキレス腱、親指の付け根あたり、あるいは脛の側面にじんわりとした痺れのような感覚がある。感覚的にはきつい靴を脱いだ時のような感じです。あと靴下を脱いだ時の皮膚が締め付けられた状態から解放された時のよう感覚です。

足の甲や踝、アキレス腱、親指の付け根あたりに、ぴりぴりやチクチクした感覚が割と長く感じられる。これはよくある前兆とも言われてます。ぼくも今でもごくたまにですが、ベッドの中で「あれ、なんか足首辺りがチリチリする・・・」これはあります。
あと痺れ感もよく聞きますね。

いずれも痛風発作の未経験者の方は気づかずに過ごされることが多いですね。

ですが発作の前兆を知っていると知らないではその後の過ごし方や対処がまったく異なると思いますよ。これら上記とはまったく異質ですが、目覚めたときに足が脈打つぐらいの痛みを感じたらそれはもう発作の前兆ではなく、発作の始まりです。

発作の症状が出てしまうと、もうどうすることも出来ません。病院に行って鎮痛剤をもらうか痛み止めの注射か点滴をするぐらいしか手立てがないのが現実です。

結論からいうと、尿酸値が高いあるいは上記のような発作の前兆を感じてる又はすでに発作に苦しんだ経験がある。そんな方は今すぐ病院に行き治療を開始することが先決で重要です。

発作の前兆への対処方法

上記にも書きましたが、医療機関に掛かり適切な治療を始めることが対処です。ですが前兆を知りなんらかの対策があればそれも試してはみたいですよね。

ここからはぼくの経験と独自の方法で行っている事ですので、科学的にもなんのエビデンスもありませんし、お薦めするわけでもありません。ただぼくの20年の痛風歴から行っている対処方法です。

発作の前兆が無くても有っても、血液中の尿酸の濃度が7.0mg/dlにまで到達している人はこれはもう痛風という病気ですので自覚症状が出てなくても、治療は開始するべきだと思います。

医療関係者でもないぼくがこんな事を云うのは問題があるかも知れませんが、当時ぼくは尿酸値の濃度が7.2mg/dlほどで掛かりつけのドクターからは、「もういいかげんにきちんとした治療しないとえらいことになるよ」とさんざん言われ続けていても発作が無くなればまた元のずさんな日常生活に戻り、そしてまた暴力的な発作が出るの繰り返しだったので、これを読んでくれてる方には是非とも適切な治療をお薦めしたいのです。

痛風の前兆を感じることが出来たら、とにかく水をたくさん飲むです。

「え・・・何それ」

そう感じられる方が多いのはじゅうぶん承知していますが、もう少しだけ読み進めてください。

痛風の発作は尿酸濃度が高い状態が続くと、血液に溶け切れなかった尿酸は結晶化して、関節や組織にたまっていきます。関節にたまった尿酸結晶に対して免疫細胞が反応し、炎症を起こして痛風となるのです。☜これが激痛になる根本です。
要はこの状態を解消してやればよいのです。

ぼくは現在は医師から処方された薬を毎日飲んでいます。そして定期的に血液検査をして尿酸値がコントロール出来ているかを確認しています。

それでもたまにこの発作の前兆を感じることがあるのです。発作が現れる理屈は分かっているので、出来ることはそんなに多くはありません。ぼくは尿をたくさん出すことを意識してお水やお茶などを多く摂るようにします。

因みにぼくは普段から水分はたくさん摂るようにしているのですが、発作の前兆を感じた時はよりたくさん水分を摂りますよ。

ただいっぺんに1リットルとかのお水を飲むのではなくて、分割してこまめに水分を摂ってください、そうしないと「低ナトリウム血症」という病気になってしまいますので、こまめに2ℓ以上を目標にして特に寝起きと寝る前にはコップ2,3杯の水を飲んでおしっこをたくさん出すように心がけてください。

おしっこをたくさん出すと尿酸も排出されますし、水分を摂ることにより尿酸が薄まる効果もあります。発作の前兆が出たら水分をよく摂る。これをしてみてください。

そんな努力をしても発作が出てしまうことはあるのですけどね。こればかりは個人差がありますので、無駄な努力だとは思わないでくださいね。

痛風の治療や改善には食生活を根本に見直す事と共により多くの水分摂取は必ず推奨されていますので、日常的に多くの水分を摂取することは痛風の治療には必然なのですから。

あとぼくはお酒のみですが、痛風に悩まされてる方の多くは、ほぼアルコールを飲まれてる方が多いのではないかと思います。経験上というか周りはそんな人ばかりです(笑)

アルコールは過剰摂取でなくても飲めば尿酸値は上がります。ですからアルコールを飲んだその日は寝る前に意識してお茶か水をたくさん飲めば良いと思います。

よく酒を飲んだ後に水を飲んだりしたら、酔いが醒めるという方もいますが、酔いは脳で感じてるので、寝る前にお水を飲んだぐらいでは酔いは醒めてこないので安心してください。それよりも如何に尿酸値を上げないか、又は尿酸を排出するかが大事なのですから。

下のブログはぼくが書いたアルカリイオン水の事を詳しく書いた記事です。

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痛風発作の予防方法

  1. 尿酸値をあげない
  2. 食生活を見直す
  3. 痛風治療薬を飲む

まず1の尿酸値を上げないですが、これは身体の中で尿酸というものは生成されているので、その生成を抑制するかまたは過剰に生成された尿酸を体外に放出するかしかないです。

何度も飽きるほど言いますが、これはもう水分をたくさん摂取して尿酸を薄めて体外に尿として出すしかありません。これが一つ目の予防です。

そして2の食生活を見直すですが、これはアルコールが原因ならアルコールを控える。添加物が多い食品をたくさん食べてる人ならそれを控える。酸性食品(肉類など)が多いなら意識して減らす。

お酒を飲んだり食事を楽しんだりするのを制限するのってけっこうハードルが高くてしんどいですよね。ぼくもお酒は大好きで今でも日本酒やビールは呑んでいます。
肉類も嫌いではないので食べてます。

食生活を変えるのは本当にかなりの気力や努力がいります。ですから完全にすべてNOではなくて、半分にするんです。お酒をやめたりするのではなくて、きちんと自分の楽しみは残す事でストレスにもなりません。

全部を制限するのではなくて、毎日飲酒しているなら、1日置きにしてみるとか、カップ麺なんかを週に2,3度食べるなら、週に1度にするとか、半分だけ我慢することで尿酸値も上がりにくくなってきますよ。

ぼくは毎日の飲酒を週に3日にしました。お野菜は意識してたくさんの種類を摂るようにしています。カップ麺なんかも週に1度だけにしましたよ。

無理なく続けるが大事なんですけど、そう言っても尿酸値をコントロールするのだからある程度の辛抱は要ります。痛風の痛みを思い出して頑張ってみてください。

3の痛風治療薬を飲むですが、これは医師に処方してもらうしかないので尿酸値を下げたいと思うならまずは病院に行って医師の診察を受けてください。

尿酸値が上がりきった状態ではなかなか自然には尿酸値も下がってこないが、ぼくの知り得る経験です。痛風は深刻で恐ろしい病気なので、発作が出にくい身体づくりをしていく事が予防に繋がると思います。

痛風は関節炎ではない怖い病気

 

痛風は昔から贅沢病などと言われて、ぼくも発作が出るたびに「ぜいたくばっかりしとるからそんなんなるんや」とよく馬鹿にするというか面白がって嘲笑されるようなことがありました。

確かにアルコールはたくさん飲んでいましたし、食生活も乱れてもいました。ですが贅沢をしてるということは無かったので、いつも内心は悔しい思いをしていました。

発作が2度、3度と続くうちに医師からの忠告の他に自分自身でも高尿酸血症について学ぶことを始めました。

痛風(高尿酸血症)は腎臓の機能を低下させる。或いは様々な生活習慣病と言われる合併症に結びついてしまう。自分自身で痛風の事を学んでいくうちに身震いするほど恐ろしい病なのだと知りました。

高尿酸血症のリスクでは、痛風と尿路結石が知られているが、ほかにも様々な病気との関連性が明らかになってきた。
「今回のガイドラインで明らかになってきたのが腎障害。以前から腎障害を促進する可能性が指摘されていたが、腎障害を有する高尿酸血症患者に尿酸値を下げる薬(尿酸降下薬)を投与すると、腎障害の進行を遅らせることができるというエビデンスが得られています」と市田先生。
尿酸値が高い人では、肥満やメタボリックシンドロームを伴うことも多い。さらに、まだ観察中ということだが、脂質異常症、高血圧などの生活習慣病との関連も指摘されており、その結果、脳・心血管障害の促進因子になっている可能性も考えられるという。こうした理由から、市田先生は「痛風がなくとも、ほかの検査数値同様に尿酸値を気にかけ、肥満解消や尿酸値を下げるような生活習慣を取り入れること。そして、生活習慣の改善を試みても数値が高いようなら、かかりつけ医の受診が勧められる」とアドバイスする。

引用元 一般社団法人 日本生活習慣予防協会 ニュース「高尿酸血症のリスクは痛風だけではなかった!中高年だけではなく、若い世代から

気をつけたい尿酸値」

上記の引用からも分かるように痛風(高尿酸血症)はかなり深刻な生活習慣病へとなるリスクが高い病気です。

実際にぼくもまだ30代の若いうちになぜか血圧が高くなっていき、一時期降圧剤を飲んでいましたが、生活習慣を改めて少しの我慢を続けることで高血圧も治癒されていきました。

身体の中の一つの臓器が悪くなることによって様々な臓器などにもストレスを感じさせて悪くなるのだなと知ったのもこの頃でした。

ぼくがとても恐ろしいなと思ったのは、腎臓をダメにしちゃうと、人工透析のお世話にならなくてはならず、そうなるともうお酒どころか、好きな食事も満足に摂れなくなりとても面白くない人生になる。

面白くない人生だけで済めばいいけど、自分の寿命を縮めてしまい家族や友人など自分を愛してくれている人たちにも不幸な思いをさせてしまうのが想像しただけで辛いものでした。

痛風は発作が出ている時はひどい激痛を伴った関節炎ですが、実は自身の肉体に恐ろしい病になる種を育てているようなものなのです。

痛風は関節炎ではありません。確実に治療が困難になるような病気なのです。

 

予防方法はわかったけど、果たして出来るのか?

どうしてもアルコールの量が減らせない、ついつい脂っこいものや外食して暴飲暴食を繰り返してしまう。

「これで最後にする」

「これがもう今日の最後の一杯」

「明日からは運動量を増やしてみよう」

などと、自分に最後の約束みたいなものをして、自分を甘やかしてしまう。よく分かります。ぼくもそうでしたから。

じゃあどうすんの?ということです。

実のところ自身の思いだけで抑制するのは非常に困難です。ぼくの場合は猫を飼い始めた事と現在の奥さんと一緒になり、ぼくが健康でなければ悲しむ人がいるんだという事を強く意識したのが生活習慣を整えれた要因です。

ですから、ぼくからのぼくなりのアドバイスですけど、「自分が居なければ悲しむ人がいる」「自分が居なければ困る人がいる」「自分が元気で居るから喜ぶ人がいる」

こんな風に自分が少しだけ我慢や食生活をコントロールするだけで、自分以外の人を幸せな気分に出来ると考えればけっこうな励みなるのではないでしょうか。

ぼくはタバコを禁煙するときにはかなり苦労しましたが、この煙の出る有害なものをやめるだけでお金が溜まるんだと思い、その浮いたお金を投資信託で積み立てています。

お酒の量を減らして、その浮いたお金で奥さんに仕事帰りにお土産にケーキを買ったりして奥さんを幸せな笑顔にしています。

ほんの少しの我慢で人を喜ばしたり幸せに出来るのです。

少しずつ頑張りましょうね。

最後に

ぼくはただの痛風歴の長い健康マニアの中年です。ですからなんの科学的根拠もない事を記事にしていますが、この記事はぼくの長い痛風歴から知り得た情報を記述しています。

色んな方法で尿酸値を下げたり発作を回避されてる方も居るとは思います。食事にアルカリ性のものを多く摂り入れたり、機能性食品を試してみたりと。

どんな手段で尿酸値を下げることをされても良いとは思います。ですが、何度も発作が出たりどうしても自分でコントロール出来ないのが痛風です。

まずは始めに医療機関に行き適切な治療を開始してそして食習慣を見直す事からはじめてください。

それでもたまには、夜中に足の先がピリピリしたりアキレス腱や足の甲に違和感を感じたりとあるでしょう。そんな時はぼくのお薦めするお水やお茶をたくさん摂取することをしてみてください。

健康が一番だと思いますが、健康なんてどうでも良いと考える人もいるでしょう。それもありです。でも少しの我慢や食生活の見直しで、楽しいことのほうが多くなるのは確実です。

どうか楽しいことを増やせるようほんの少しだけ頑張ってみてくださいね。

それでは今回はこれで終わります。

お付き合いありがとうございました。


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